1.スタッフ紹介
役職 氏名 医師免許取得年
出身大学
資格等 専門領域等
医長 磯部 義憲 昭和48年慶応大 放射線科専門医修練機関修練指導医 画像診断・血管造影
IVR(インターベンショナル・ラジオロジー)
画像誘導下診療
医長 萬 篤憲 昭和60年慶応大 日本医学放射線学会放射線科専門医
日本放射線腫瘍学会認定医
放射線科専門医修練機関主任指導医
放射線治療・臨床腫瘍学
小線源治療・緩和医療
医員 戸矢 和仁 平成2年慶応大 日本医学放射線学会放射線科専門医
日本核医学会核医学専門医
日本核医学会PET核医学認定医
日本IVR学会IVR専門医
日本放射線腫瘍学会認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本医師会認定産業医
検診マンモグラフィー読影認定医
肺がんCT検診認定医
放射線科専門医修練機関修練指導医
核医学診療・PET診断
I-125治療(前立腺)
I-131治療(甲状腺)
Sr-89治療(骨転移)
血管造影・IVR
化学動注塞栓術(肝など)
CTガイド下生検(肺など)
CTガイドドレナージ術
食道拡張ステント留置術
医員 鈴木 和代 平成4年東京医大 放射線科専門医修練機関修練指導医
検診マンモグラフィー読影認定医
臨床研修指導医
画像診断
消化管診断
医員 喜多 和代 平成16年群馬大 日本医学放射線学会放射線科認定医
検診マンモグラフィー読影認定医
画像診断
心臓大血管放射線診断
医員 白石  悠 平成16年慶応大 日本医学放射線学会放射線科認定医 放射線治療・放射線腫瘍学
医員 吉田 佳代 平成16年慶応大 日本医学放射線学会放射線科認定医 放射線治療・放射線腫瘍学
医員 金子 英樹 平成16年群馬大 日本医学放射線学会放射線科認定医 画像診断・核医学診断
レジデント 橋本 一樹 平成17年横浜市大 日本医学放射線学会放射線科認定医
検診マンモグラフィー読影認定医
画像診断・IVR
レジデント 金田 朋也 平成17年大阪市大 日本医学放射線学会放射線科認定医 放射線治療・放射線腫瘍学
レジデント 橘川 奈生 平成19年北里大   放射線科診療
非常勤 志賀 逸夫     脳神経画像診断
非常勤 土器屋 卓志     放射線治療
非常勤 岩田 智子     子宮卵巣画像診断
非常勤 鈴木 天之     画像診断・核医学診断
非常勤 伊藤 玲子 画像診断
2.診療の特徴
  伝統的に小線源治療を主体とした放射線治療が盛んであり、近年は画像診断部門や3次元的放射線治療も充実した。がん基幹施設として、国立がんセンターなどとネットワークを組み、地域における集学的がん医療の要となる放射線治療および画像総合診断、多種のIVRを担う。
  世界標準の放射線腫瘍学に基づく治療方針と共に日本人に適した個別化治療を採用している。2台のリニアックにより全患者に丁寧な3次元治療計画を行う。治療専任技師、物理士を有し、全身照射なども実施している。小線源治療では世界的にも有数な施設であり、口腔がん、食道がん、子宮がん、前立腺がんでは日本トップレベルの実績をもつ。前立腺がんのシード治療を日本で初めて導入し、小線源治療数は国内トップである。入院ベッドをもち、化学療法、緩和医療にも力を入れ、臨床腫瘍学を実践している。他科の腫瘍専門科(泌尿器、婦人科、乳腺、頭頸部、食道、呼吸器、消化器、血液内科、脳外科、骨軟部、皮膚)が充実し、連携がさらに良好となり、集学的治療の環境が整い、日本中から広く患者を受け入れている。年内にIMRTの導入を予定している。
  画像診断部門は年々充実し、一流のスタッフが揃った。CT(64列、8列)、MRI(1.5Tx2)、核医学、X線検査において、すべてモニターによるデジタル画像診断を行い、院内はオンラインでつながり、迅速な中央診断システムをとっている。2009年10月よりPET/CTが開始となった。血管造影の手技を用いた塞栓術、動注化学療法、食道ステント・拡張術やCTガイド下穿刺生検などのインターベンショナルラジオロジー(IVR)も実績も国内有数となる。マンモグラフィ検診の認定も整備された。大学からの教授、講師陣の協力を多数得て、専門性の高い診断部となっている。
3.現在目指していること
  すべての癌における標準的な非手術的治療を統括し、がん診療を行う他科との連携を強化することにより患者中心の診療を実践する。日本における前立腺がんの放射線治療の指導的立場を目指す。進行・再発癌の放射線治療に力を注ぐ。また、本年度にはIMRTの導入を準備中である。画像診断部門では、デジタル画像検査の診断報告の全科への配信を強化させるとともに、効率のよいシステムの構築を目指す。解剖形態情報を担うCTでは、心臓血管・気管支・胆管などの精密画像化を向上させ、不要な検査を省き被曝の低減に努める。MRIでは解剖形態情報を保持し、機能的画像への発展を担う。核医学では、PET/CTが開始され、その症例集積により保険適用拡大の可能性を探る。さらにSr-89 、Y-90 イブリツモマブチウキセタン、I-131によるバセドウ病治療といった核医学治療を充実させる。IVRはスタッフが充実したため、さらに高度な治療を積極的に進める。
4.外来診療担当医表
 
第一診察室 萬・磯部 戸矢 土器屋
第二診察室
5.診療実績
@過去の主要取扱い疾患の症例数の推移
新患者のみ(再照射例は除く)
  2008年 2007年 2006年 2005年 2004年 2003年 2002年 2001年
前立腺・膀胱癌 246 307 301 299 227 79 88 39
乳癌 149 149 87 65 76 62 71 34
肺癌・縦隔腫瘍 46 60 69 45 62 55 40 37
頭頸部癌 90 65 63 78 62 62 63 72
食道癌 40 31 27 24 27 44 41 27
消化器癌(食道以外) 37 38 37 39 32 29 30 18
子宮・卵巣癌 26 34 35 35 44 33 24 20
リンパ腫・白血病 25 34 31 44 39 29 18 20
脳腫瘍 11 8 13 6 6 6 6 9
その他 9 7 15 5 5 11 8 5
合計 679 733 674 635 580 410 389 281
A過去5年間の主な治療実績(放射線治療成績。他病死を含めた粗生存率)
 食道癌患者480名の治療実績をもち、うち化学放射線療法による5年生存率はT期86%、U期38%、V・W期7%である。子宮頸癌193名の5年生存率は73%(T期93%、U期87%、V期56%、W期8%)、体癌67名の5年生存率は65%、再発子宮癌では75%である。最近は第一に後遺症の減少に努めている。前立腺癌800名の5年生存率はT・U期で97%であり、非再発率もほぼ同等である。乳癌については患者ケアとして治療後の長期QOL維持に力を入れている。舌癌は多数の治療経験をもち、小線源治療を用いた320名の5年生存率はT期82%、U期73%、V期47%、W期25%である。最近は中下咽頭癌患者の放射線治療が増加し、下咽頭90名の5年生存率はT‐V期では55%、W期では25%である。
B主な施設認定
 放射線科専門医修練機関
 日本放射線腫瘍学会認定施設
 日本核医学会認定施設
6.疾患に関する情報提供
   婦人科癌、前立腺癌、頭頸部癌、食道癌、乳癌の治療相談、放射線治療一般、小線源治療、緩和ケアに関するセカンドオピニオンの経験多数。火木金の午後に受付。画像診断、IVRについては火曜と水曜午前中に受付。また、地域医療連携として、他の医療施設から直接的に画像検査の予約を受けつけており、丁寧でわかりやすい画像報告書を依頼医に提供。
7.新治療の開始について
 放射性同位元素ストロンチウム−89による治療が開始されました。ストロンチウム−89(Sr-89)とは、骨転移性腫瘍の疼痛緩和を目的として用いられる薬です。特に造骨活性の強い病巣に取り込まれ、ベータ線を放出して、疼痛を緩和します。海外では、40以上の国々で使用されており、実績があります。日本では法律の整備とともに導入されました。外来治療が可能で、1回の注射を受けるだけで、疼痛緩和を長期に持続させる効果があります。なお、御家族など周囲の方々へ配慮するために、治療後に守らなければならない約束事がありますが、特に被曝を過剰に心配する必要はありません。
 治療の適応となる場合は、骨転移による疼痛があり、骨シンチグラフィ検査で疼痛部位に一致する取り込みがあること、骨髄機能が保たれていることなどです。他にもいくつか適応基準がありますが、詳しくは当院放射線科までお問い合わせいただければと思います。

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