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概要と特徴

3〜5年の後期レジデントコース

眼科の後期レジデントとして、3〜5年のコースを用意しています。
眼科医となり最初の3〜5年間は非常に大切な時期であり、この期間に多くの良質な症例から幅広い知識を学び経験を積むことによって、その後の眼科医としての人生が豊かなものになると考えています。

豊富な症例数と幅広い分野

当センターでは白内障、緑内障、網膜硝子体、角膜移植、斜視、外眼部手術を含め、年間2000件近い手術件数と、救急対応可能な医療機関として地域の中核としての役割を果たすと同時に、併設された臨床研究センター(感覚器センター)の存在により研究機関としての顔も持ち合わせています。

屋根がわら方式と少人数制の指導

後期レジデントが各学年2〜3人の計8〜10人程、スタッフが計10人程の少人数の体制により、きめ細やかな指導が可能となっています。また、スタッフとレジデント、もしくはレジデント同士が屋根がわら方式の指導体制を取ることで、効率的な教育を実施することが可能となっています。

日本眼科学会専門医資格が取得可能

皆様は同時に日本眼科学会専門医の取得も目指すことになるわけですが、取得のためには同学会の定める基幹研修施設での研修が義務付けられています。
当センターは都内では大学病院を除く一般市中病院としては唯一基幹研修施設として認定されており、全国的にみても市中病院として認定されているのはわずかです。このため大学病院にはない少人数制のきめ細やかな指導が可能となっています。

東京医療センター眼科後期研修プログラム(PDF:0.2MB)

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手術

白内障手術習得までのステップ

手術指導1
手術指導2
手術の基本となる白内障は各ステップごとに習得していきます。まず1年目の4月より、手術の助手に入ると共に、豚眼を用いたウェットラボを通して手術操作の基本を徹底的に学びます。その後熟練した指導医のもとで1年目から手術を部分的に行い、徐々に無理なく可能な操作を増やしていきます。個人差はありますが、2年目〜3年目が終わる頃には白内障手術を安全に完遂できるようになっています。


ワイヤレスマイクとイヤホンによる指導

ワイヤレスマイクとイヤホンによる指導1
ワイヤレスマイクとイヤホンによる指導2
ワイヤレスマイクとイヤホンによる指導3
眼科の手術は局所麻酔が多いため、患者さんを気遣って的確な指導が難しい場合があります。そのような事態を回避するために、手術中に指導者が小型マイクを、レジデントがイヤホンを装着することによりリアルタイムで適切な指導を受けることが可能となり、手術手技の上達を効果的に行うことが可能となっています。


3D画像

3D画像1
3D画像2
手術室に設置された46インチのモニターは3D対応で顕微鏡画像を映し出すことが可能となっており、眼科手術に不可欠な立体視を術者、助手以外の見学者も行うことができ、勉強に非常に役立っています。また、外来には細隙灯映像を3D画像として映し出す装置も設置されており、外来診療を研修する際の助けになっています。


Blu-rayへの保存

Blu-rayへの保存手術映像は毎回Blu-ray discに保存可能であり、医局にあるプレイヤーにより高画質映像を見ながら手術の復習が可能となっています。


 

年間件数

▼最近の実施手術件数

白内障 緑内障 網膜剥離 硝子体手術 斜視 角膜移植 外眼部手術 合計
その他
2000 778 12 27 50 8 4 879
2001 792 10 35 55 10 1 903
2002 992 17 39 74 16 2 1140
2003 948 13 41 74 36 11 14 1123
2004 935 15 51 76 48 27 41 1193
2005 1037 13 66 97 50 42 56 1361
2006 1113 17 62 112 59 13 48 1523
2007 1263 25 52 151 64 28 51 1797
2008 1183 21 68 181 46 37 39 1738
2009 1388 26 80 215 44 36 57 1847
2010 1341 17 65 224 48 38 50 1783

白内障、緑内障、網膜硝子体、角膜移植、斜視、外眼部手術を含め、年間2000件近い手術を当センターでは行っています。

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外来診療

外来診療1
外来診療2
1年目は台付きとして指導医の診察を学び、2年目より幅広い分野の疾患を自身で診察、治療することにより学んでいきます。もちろん判断に迷うことがあればその場で指導医に相談可能で、適切なアドバイスのもと外来業務を行っていくことが可能です。また、1週間に1回の外来症例検討会で指導医により個々の症例を検討するフィードバック体制があり、臨床業務と教育を兼ね備えています。


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検査

検査視力検査から始まり、蛍光眼底造影等の検査も自身で行えるように指導医の指導のもと週に2〜3コマ程度検査の時間が設けられており、段階を経て身に付けることが可能です。またORT(視能訓練士)との関わりも密接で、各症例に応じたきめ細かな指導をリアルタイムに受けることができます。


 

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カンファランス(全て週に1回ずつ)

術前と術後

レジデント自身の受け持つ手術症例に関してプレゼンテーションを行うことで、個々の症例への理解を深めることができます。また、術前術後それぞれの状態をプレゼンテーションすることにより経時的な理解が深まります。

FA症例検討会

FA症例検討会1
FA症例検討会2
前の週に行われた蛍光眼底造影検査を、実際の画像を見ながら指導医、レジデント同士で共に検討し理解を深めます。自身以外のレジデントが担当した検査症例に関しても検討することで幅広い視野が養われます。


外来症例検討会

自身が外来で診察した主に初診症例について、カルテや検査画像等を実際に見ながら指導医やレジデント同士で検討します。外来診療を通して遭遇した疑問点や、個々の治療方針に関して気兼ねなく質問、討論できます。

勉強会

自身の興味のある分野や、実際に診療した症例等に関して学び発表する場で、それぞれ担当のレジデントがパワーポイントを作りスタッフ、レジデントの前で発表し討論します。日常の診療からさらに一歩踏み込んで理解を深めることで、医療の面白さを発見する機会となったり、引いては自身の専門分野決定に役立つ可能性があります。

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クルズス

クルズス予定表(PDF:0.1MB)

週1、2回のペースで年間を通して指導医による講義を受けることで疾患に対する理解を深めていきます。また、レジデント同士による講義もあるため、指導を行うことで自身の理解を深めることにもつながります。

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ウェットラボ

ウェットラボ1
ウェットラボ2
年間を通して月1〜2回のペースで豚眼を用いたウェットラボにて、指導医を横にして丁寧な指導を受けることができます。


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学会、論文発表

学会発表指導医のもと最低でも専門医に必要な発表数を経験するのはもちろんのこと、自身でresearchを行ったりと活発な活動を行っています。併設された臨床研究センター(感覚器センター)の影響もあり、一般的な市中病院では行うことができないような研究も数多く行われており、本人次第ではそれらの研究に携わることも可能になっています。また、海外での発表もレジデントを含め精力的に行っており、毎年1,2人発表と滞在を満喫し帰ってきます。


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当直

最初は見習いから始まり10月頃より独り立ちをします。週に1回程度で、平日の17〜22時は病院待機、それ以降はon callの体制を取っています。救急応対として幅広い疾患を学ぶことができますが、もちろん独り立ちした後も常に指導医のアドバイスは受けることは可能で無理のない指導となっています。

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レジデントの予定

▼レジデントの週間予定その1

 
  術前術後カンファ        
AM 視力検査
(1,3,5週)
手術(外眼部) 手術(硝子体) 病棟当番 手術(白内障)
外来台付き
(2,4週)
PM FA検査・救急当番 術前説明 ロービジョン外来 手術(白内障) FA検査・救急当番
FA症例検討会 勉強会      
外来症例検討会

▼レジデントの週間予定その2

 
  術前術後カンファ        
AM FA検査・病棟当番 外来 病棟当番 手術(白内障) 手術(白内障)
PM 成育医療センター 外来・救急当番 手術(角膜移植) 角膜外来台付き 外勤
  FA症例検討会 勉強会      
外来症例検討会

網膜グループ、角膜グループ等をそれぞれ3か月程度ずつローテート

幅広い症例を偏りなく回れるように工夫がなされ、各グループを3か月程度ずつローテートし重点的に理解を深めていきます。各グループにいる間も白内障症例は別に担当し、年間を通して白内障手術手技は上達できるようになっています。

国立成育医療研究センター、東京都立大塚病院等

成育医療センター
大塚病院
未熟児網膜症等は、専門性の高い病院と連携することにより抜けのないように学びます。成育医療センターは角膜グループに配属された際に2週間に1回程、大塚病院はだいたい2年目の時期に3か月程の期間連続で研修します。


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修了後の進路

基本3〜5年間の研修で眼科に必要な最低限の知識、技術は完全に習得可能で、その後の進路は個々の希望に応じ様々な選択肢があります。これまでの卒業生をみると、各大学への入局、大学院への進学、一般市中病院への紹介によりさらに研修を継続する等の実績があります。

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日本眼科学会専門医認定のための基幹研修施設

日本眼科学会専門医取得のためには同学会の定める基幹研修施設での研修が義務付けられています。当センターは都内では大学病院を除く一般市中病院としては唯一基幹研修施設として認定されており、全国的にみても市中病院として認定されているのはわずかです。メリットとして、少人数制の研修によりきめ細かな指導が受けられる、基本3〜5年間を通して一つの施設で研修を行うことで移動などのわずらわしさがない、大学病院に比較すると給与形態に恵まれていることが多い、研修後の選択肢に幅がある等があります。

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給料、夏休み、外勤

東京医療センター後期レジデントとしての給与形態となっていて、時間外勤務を含めて申請可能で、都内で研修生活を送るのに申し分のない額を受け取ることができます。大学病院と比較しても恵まれている可能性があります。夏休みは7〜9月の間に約1週間程レジデント同士交代で取ることが可能です。また、2年目以降は週に1回外勤に行く機会があり、同センターでは学ぶことのできない症例をみることが可能です。詳しくは病院HP、もしくは見学のときにお尋ね下さい。

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