診療の特徴
診療は先天奇形、男性不妊、腎移植を除いた泌尿器科全般の診療を行っております。
前立腺肥大症、尿路結石、副腎腫瘍、また女性の骨盤内臓器脱や尿失禁などにも積極的に取り組んでいます。
悪性疾患では、前立腺癌、腎癌、尿路上皮癌(腎盂癌、尿管癌、膀胱癌)、精巣癌に対し、手術、放射線治療、化学療法など個々の病状、年齢や家庭環境、患者様ご本人の希望に沿った治療方針で取り組んでいます。
前立腺がんの治療について
当院は前立腺がん治療において全国屈指の症例数を誇っています。
治療方法を決定するために必要な診断はCT、MRI、骨シンチグラフィー、PET-CTなどを用いて慎重に行い、その後、各病期(ステージ)、年齢、個々の希望に応じた治療を選択できます。
小線源療法、前立腺全摘術、ホルモン療法、外照射療法(IMRT)など行っており、それぞれ必要に応じて併用して実地しています。特に小線源療法においては国内随一の経験と実績を誇っており、平成24年3月までに1850例の治療を経験しており、全国から多くの方がこの治療を希望して来院されております。
小線源療法1000例の経験から
2003年に国内初のヨウ素125シード線源永久挿入による小線源療法を当院で実施し、その後8年間で1850例を越す症例を経験致しました。重篤な合併症も見られておらず、この治療の高い有効性と安全性が確認されております。
治療は通常4日間の入院で終了し、前立腺がんのほかの治療に比べて短期間で済みます。治療後に尿が出にくかったり、尿が近くなったりなどの症状は一時的にみられることがありますが、日常生活を大きく害することは通常ありません。
また、この治療では性機能の温存率が高く、海外の報告では治療後に機能が保たれる割合は70〜80%とされていて、前立腺がん治療の中においては最も良好なものになっています。このようにシード線源を用いた小線源療法は治療に要する時間が短く、合併症も少なく、生活の質もよく維持され、その上治療効果も高い治療法だと認識されていて、
日本でも早期前立腺がん治療の中心となっていくものと思われます。
現在国内約110の施設でこの治療が実施され、今までに計20,000例を越す治療がなされています。日本では治療を実施するための施設基準があり、どの施設でもできるわけではありませんが、今後一層の普及が期待されています。
当科が目指していること
前立腺がんに対関する最先端の診断、治療設備を備えた前立腺癌総合医療センターを院内に併設し、国内で施行可能なあらゆる治療を実施し、全ての前立腺がん患者のニーズに応じた治療を行えるようにしたいと考えています。
主な手術件数
手 術 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度 20年度 21年度 22年度 23年度
経尿道的前立腺切除 29 34 45 40 49 36 32 42 38
経尿道的膀胱腫瘍切除 56 75 88 84 120 115 109 115 100
腎摘出術(含腹腔鏡) 23 33 32 24 38 48 37 57 40
膀胱全摘術 4 3 10 11 8 10 13 9 12
前立腺全摘術 57 46 60 48 22 22 31 18 11
内視鏡的砕石術 27 13 27 23 25 16 33 41 37
精巣、陰嚢、陰茎手術 17 18 21 11 23 23 19 8 23
尿道手術 - - - - - - - 3 10
尿失禁、子宮脱手術 - - - - - - - 11 16
副腎摘出術(含腹腔鏡) 5 3 0 2 2 3 3 3 2
体外衝撃波結石破砕術 38 38 48 37 65 74 49 55 46
小線源療法(ヨウ素125) 92 187 228 239 233 189 190 232 258
外来診療担当医表
泌尿器科 外来棟3階
ヨウ素125シード線源永久挿入による前立腺癌小線源療法の治療案内
 小線源治療案内をみる(第十版)
スタッフ紹介
氏名 職名 認定医等 専門領域
斉藤 史郎 医長 日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本がん治療認定医
前立腺癌診断・治療
尿路悪性腫瘍治療
西山 徹 医員 日本泌尿器科学会専門医・指導医 泌尿器科領域疾患一般
神経因性膀胱、尿失禁 
香野 友帆 医員 日本泌尿器科学会専門医  泌尿器科領域疾患一般・婦人泌尿器科疾患
矢木 康人 医員 日本泌尿器科学会専門医  泌尿器科領域疾患一般 
芦刈 明日香 レジデント 日本泌尿器科学会専門医  泌尿器科領域疾患一般 
中村 憲 レジデント 泌尿器科領域疾患一般 
荻原 広一郎 レジデント 泌尿器科領域疾患一般 
飯ヶ谷 知彦 非常勤 日本泌尿器科学会専門医・指導医 泌尿器科領域疾患一般 

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