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初期臨床研修について

当院初期研修の概要

  •  一般プログラム23名、小児医療プログラム2名、産科・婦人科プログラム2名を毎年フルマッチ採用しています。アカデミックな基盤と、地域医療を支える現場重視の医療を両方兼ね備えた教育病院です。日本全国、毎年10以上の出身大学から研修医が集まってきます。
  •  主要な内科・外科系診療科、精神科、放射線科のローテーション研修の他、1-2次救急診療および3次救急診療に特化したローテーション期間を設定しています。選択期間は16週間(一般プログラムかつ成育医療センターでの研修を選択しない場合)です。
  •  広大な住宅地に立地するため、様々な症状を持った患者さんが直接当院を受診されます。そのため、臨床推論能力や身体診察能力を含めた高いプライマリ・ケア診療能力を身に着けることができます。
  •  総合内科と救急診療に強く、救急は1次から3次まですべての救急患者さんを受け入れています。
  • ほとんどの研修医は病院敷地内の宿舎(個室)に住みながら研修を行っています。そのため同期研修医同士の助け合い文化が根付いています。
  •  各診療科でのトレーニングに並行して、研修医全体が参加する事例検討セミナー(月一回)、ランチョンの系統的講義(週1回)等、さまざまな勉強会が常に開催されています。
  •  新専門医制度の導入に伴い、初期研修から専門研修への継続性を考慮した病院選びも必要になります。当院では、基本19領域中13領域で自前の専門研修プログラムを整備し運用しています。初期研修中に将来の診療科を決め、その後も同施設で研修を継続する上で、市中病院の中でも選択肢の多さは突出しています。
  • 救急診療の研修については、来年度より、現状の8週間の救命救急センター研修+日当直救急外来での研修に加え、4週間1次+2次救急診療のみを集中的に行うローテーション研修を導入します。また、一般プログラムの選択研修期間を16週間に増やしました。
  •  その他詳細な情報は「初期臨床研修の手引き」に掲載してあります。ご覧ください。

 

初期臨床研修の手引き(PDF)

平成31年度初期臨床研修医募集要項はこちら

 

是非 一度、病院見学にお越し下さい!

詳細は「病院見学について」よりご確認下さい。

 

 

昨年の診療実績

<医師数(30年度)> 

  • 常勤医 144名(うち指導医115名)
  • レジデント 99名
  • 研修医 56名

 

<患者統計(29年度)>

  • 年間外来患者数:386,850人(1585.5人/日)
  • 年間入院患者数:196,924人(539.5人/日)
  • 病理解剖件数:26件(剖検率 4.7%)
  • 年間救急患者数:15,230人(41.7人/日)
  • 救急車受け入れ:6,484件(17.7件/日)
  • 救命センター入院患者数:1,390人(3.8人/日)
  • CPA患者数:354人(0.9人/日)
  • 年間分娩件数:557件(1.5件/日)→ 内帝王切開:153件(27%)
  • 心血管造影検査数:398件
  • 急性心筋梗塞例数:155例
  • 経皮的冠血管形成術(PCI):257件)

 

<1日平均患者数・平均在院日数>

1日平均患者数の状況(人)   24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
 一般 623.4 626.4 627.9 583.4 545.9 517.3
 精神 33.8 35.2 34.5 35.3 25.6 22.2
 合計 657.2 661.6 662.4 618.7 571.6 539.5
平均在院日数の状況(日)   24年度 25年度 26年度 27年度 28年度 29年度
 一般 13.6 13 13.4 12.7 12.3 11.5
 精神 73.5 54 60.1 58.7 54.1 43.1
 合計 14.2 13 13.9 13.2 12.7 11.9

 

研修プログラムについて

各プログラムのローテーションスケジュールを以下に記します。(H31年度から)

  一般コース 小児医療 産科婦人科医療
内科 32

26

26
 ●総合内科 6 6 6
 ●循環器 6 4 4
 ●消化器 6 4 4
 ●呼吸器 6 4 4
 ●神経 4 4 4
 ●血内or腎内or膠原に割当 4 4 4
外科 10 6 8
 ●一般 6 4 6

 ●脳外or心外

    (13人と14人で割当)

4 2 2
救急 12 12 12
 ●救命救急センター 8 8 8
 ●救急外来 4 4 4
麻酔科 6 6 6
小児科(A院内 or B成育) 4 or 8 22 6
 ●小児A:院内 4

10

6
 ●小児B:成育 8 12  
産婦人科 4 4 16
整形外科 4 4 4
精神科 4 4 4
地域医療 4 4 4
放射線科 4 4 4
泌尿器科     2
選択研修

小児A:4×3+4=16

小児B:4×3=12

4×2=8 4×2=8
合計 100 100 100

 

研修医評価について

教育研修部には専任事務スタッフが5名いて、研修医の研修状況進捗の支援をしています。毎ローテーションごとに評価基準が設定され、ローテーション最終週に指導医との面前相談を行いながら研修評価が行われます。そのため、文書上の評価だけではなく血の通った形成的評価を受ける仕組みが整っています。また、研修医はローテーション開始時に研修医自身の問題意識に基づいた目標を指導医との相談の上設定することができます。

 

選択研修

一般プログラムの選択研修期間は合計16週間です。(小児科研修が成育医療センターの場合は12週間)。選択研修は決められた研修期間内のカリキュラムを自分で作ることができます。必修診療科を選択研修で再度回ることも可能ですし、ローテーションに組まれていない選択診療科を選択することも可能です。また、場合によっては地域医療研修の協力施設などを選択することも可能です。(成育医療センターは選択できません)

選択診療科は以下の通りです。

 

リハビリテーション科、泌尿器科、皮膚科、眼科、耳鼻咽喉科、形成外科、臨床検査科、がん診療・緩和(横断プログラム)、地域連携医療(横断プログラム)、感染管理・安全管理(横断プログラム)

 

地域医療研修

地域医療研修(4週間、2年次)は、豊富な選択肢で多角的に地域医療が経験できます。

地域医療研修機関は以下の通りです。

 

目黒区医師会、玉川医師会、世田谷区医師会、小千谷市魚沼市医師会、国立病院機構東埼玉病院、国立病院機構沼田病院、国立病院機構神奈川病院、国立病院機構旭川医療センター、国立病院機構兵庫あおの病院、牧田総合病院、岩手県立千厩病院

 

研修医の基本的な業務内容

当院研修医の主な仕事としては、平日の業務、当直業務があります。

平日の業務について

研修医はスタッフ(主治医)、レジデント(後期研修医)と一緒に、3人で1チームとして患者さんを受け持ちます。入院時の病歴聴取、患者さんの問題点の把握、診療科によっては外来初診を任される事もあります。

手技としては、末梢静脈路の確保、胃管挿入、導尿・バルーン留置、静脈・動脈採血、腹水穿刺、胸水穿刺、縫合結紮などの基本的な手技から、侵襲的な手技(気管挿管、中心静脈穿刺、腰椎穿刺、骨髄穿刺、胸腔ドレーン挿入など)まで経験し、マスターしていきます。また、腹部エコー、心エコー、気管支鏡などの検査も行う機会があります。先輩医師達の鋭いつっこみが入るカンファレンスでの症例プレゼンテーション、抄読会・勉強会などでの発表も緊張感を持って行われており、研修医の成長の場となっています。

当直業務について

研修医の当直には、A病棟研修医当直、B病棟研修医当直、救急外来当直の3種類があります。1年目はいずれの当直もありますが、2年目になると救急外来当直がメインとなります。当直回数は、1・2年目ともに月平均4回程度です。コールフリー制度は整っており、当直の翌日10時45分以降は原則的にPHSの電源を切って完全に休養できるシステムとなっています。次の日の事を気にせずに当直業務に集中できる環境です。

救急外来当直

救急外来当直(略して救外当直といいます)の研修医は夜間・休日に救急外来を訪れる患者を上級医と共に診察します。独歩で訪れる1次救急患者、救急車で訪れる2次救急患者が対象であり、基本的には診療科に関わらず(小児科は除く)研修医が原則来院順に患者を診ることになっています。当直する研修医の人数は、平日の準夜帯・休日の日中は3人、夜中の時間帯は平日・休日ともに2人です。

救外当直は日頃病棟で行っている診療とは異なります。患者が来院したら問診と診察を行い、鑑別疾患を頭に思い浮かべながら検査をオーダーします。最終的な判断は上級医が行いますが、検査のオーダーまでは研修医に任せられていることが多いため、自分であれこれ考えながら進めていくことができます。救外には様々な患者が訪れます。軽症の風邪もいれば、重症の心筋梗塞や脳出血もいます。救外当直は毎回とても勉強になって、やりがいがあります !!

         

 

処遇について

住居環境

研修医は基本的に宿舎に入居します。

破格の家賃で居住できるので、全員寮生活を希望することが多いです。

 

(1)1年目:約8畳 \7000 〜 \8000 / 月

   病院と棟続き(管理棟の7・8階)

   ユニットバス付き、共同キッチン、共同洗濯機

 

 

(2)2年目:約8畳 \14000 〜 \18000 / 月    

   病院敷地内で病棟から徒歩3分

   2階建てアパートタイプ

   キッチン、ユニットバス付き

 *2年目になったら必ず(2)へ移動しなければならないわけではありません。また、戸数の都合上全員が移動できる訳ではなく、世帯者+14人程度の希望者が入居しています。

*駐車場は¥5550/月+諸経費¥1080/年と、この地域では格安の値段です。(要申請)

 

実際の部屋の雰囲気は見学でついた研修医に見せてもらいましょう。とにかく同期・先輩が周りにいるので楽しいし、寂しくないし、なんと言ってもお互い助け合えます。もちろん勉強会や飲み会も声がかかればみんなすぐに集まってきます。

 

給料・福利厚生

(1) 身分 期間職員(任期2年 初期臨床研修に続いて専門研修医として採用の場合は更新)

(2) 給与 年額約440万円(諸手当含む)

(3) 休暇 年次有給休暇 夏期休暇 病気休暇 慶弔休暇 産前産後休暇 など

(4) 社会保障 健康保険 厚生年金 雇用保険 労災保険 など

(5) 医師賠償保険 自己加入

 

院内施設

ファミリーマート(24時間営業)、エクセルシオールカフェ(AM7:15-PM7:15)、書店、理容店、食堂2店舗

 

病院からのアクセス

渋谷まで電車で20分、二子玉川まで電車で20分、恵比寿までバスで25分、自由が丘までバスで15分隣接する駒沢公園にはスポーツジムやジョギングコースがあります。

 

院内サークル

英会話、フットサル、バスケットボール、ランニング

 

研修に関する規程等

東京医療センター臨床研修実施規定

東京医療センター臨床研修医服務規程

東京医療センター臨床研修細則

到達目標と対応診療科表

 

研修医・指導医の声

研修医・指導医の声

 

東京医療センター臨床研修Q&A

「研修医の出身大学はどんなところが多いですか?」

北は北海道から南は沖縄まで様々。国公立大学と私立大学の割合は半分ずつくらいです。出身大学が採用に影響することはありません。ここ数年の研修医の出身大学は以下の通りです。

  • 2017:東北1、広島1、昭和2、神戸1、東海1、九州2、杏林1、信州1、日本1、千葉1、東京慈恵医1 東京女子医2、筑波2、北里2、慶應2、聖マリアンナ1、東邦2、山梨1、浜松医1、新潟1、日本医1、大阪医1
  • 2018:横浜市立3、京都1、金沢2、群馬1、慶應2、埼玉医1、山梨1、鹿児島1、秋田1、順天堂1、千葉1、筑波3、帝京1、東海1、東京医1、東京女子医2、東邦1、奈良県立1、日本医1、福岡1

 

「研修終了後の進路はどういったパターンが多いですか?」

人それぞれですが、当院で後期研修、他院で後期研修、出身大学に入局、慶応大学に入局、出身とも慶応とも別の大学に入局などみんな様々です。2018年度は10名後期研修医へ。

 

「東京医療センターを選んで良かったと思えることは何ですか?」
  •  優秀な同期が多く刺激になり、また同期の仲が良く楽しい
  •  上級医が教育的で、バックアップの下で研修医に色々経験させてくれる
  • 救急外来当直で上級医の指導の下に研修できる
  •  立地、環境が良い
  •  勉強会・クルズスが多い
  •  全国の研修に参加する機会がある
  •  図書館の論文検索システムが充実している
  •  看護師さんが優しい、キレイ
  •  何よりもその特徴は研修医みんなの仲が最高にイイ事!!!

 

「研修医の意見を反映する場はありますか?」

月1度の研修医連絡会では、医長クラスのスタッフドクターが参加して研修医の当直での疑問や、研修に対する様々な要望を聞く場が設けられております。また、平成26年度からは、初期臨床研修を管理する研修管理委員会に研修医の代表者が参加できるようになりました。確実に研修医からの要望、疑問についてうやむやになることなく、しっかりと検討してくれます。また普段忙しくてなかなか集まれない研修医達が一堂に会するため、仲間に会える癒しの場でもあります。

 

「結婚、女性医師について教えてください」

まず当院の1/3は女性医師です。そして、研修医の半分は女性でレジデントも女性の割合は多いです。その中でも結婚して働いている先生方もたくさんいらっしゃいます。研修医も含め、結婚していたり、子供を育てたりしながら働いている女性医師たちがたくさんいるため、女性には大変心強いと思います。平成27年度から、妊娠子育てを経験する研修医を支援するメンター制度が運用されています。

 

「休みはありますか?」

科によっては土日も全て出勤する科もありますが、麻酔科や地域医療など一部の科では土日は休めます。土日は新入院もおらず、検査も少ないので、午前中には仕事が終わることが多く、自由時間はいくらでも作れますが、電話が鳴って病院に帰らないといけないこともあります。ただ特徴的な科、例えば救命救急センターなどでは睡眠が不定期なことが多いです。夏休みは1週間もらえ、GWも休みをくれる科は多く、科によってはお正月休みをしっかり確保してくれます。また3年目以降の就職のため、見学・試験等に休みを数日もらうことは可能です。

 

「研修医になると点滴や採血など基本的な手技の講習はあるのでしょうか?」

もちろん4月のうちに基本的な手技(点滴・注射・尿道バルーンほか)を教える講習会は数回開催され、しっかりと教えてもらえます。しかし実際の患者さんを通して何度も汗をかきながら慣れていくのが上達の早道です。

     

 

「文献検索の環境について教えてください」

検索は医中誌Web、Medline、PubMedを使用しています。 BioMed Net(180誌以上の総説を収録)、Proquest Direct(196誌の医学雑誌)というOnline journalを導入しており一部の雑誌を除きFulltextの印刷、PDFファイルでの保存が可能です。勿論NEJM、Lancetも閲覧できます。JAMAは雑誌を購入しています。

 
「図書館について教えてください」

管理棟1階にあり、上記の文献検索は図書館のパソコンで行うことができます。24時間利用可能なため夜間でもカルテを書いたり勉強したり、資料作成をしている人をみかけます。

 

 

 

2年でも 5年でも 6年でも  初期→専門一貫研修の選択肢

 

 ご存知のように、我が国では平成30年度より「新専門医制度」が導入され運用が開始されています。導入に伴い、初期研修を修了した医師が基本領域の専門医を取得するためには、日本専門医機構による専門研修プログラムにあらかじめ登録を行ったうえでの研修を行うことが義務付けられることになりました。これからは「初期研修+専門研修」の期間が「医師として一人前になるための研修期間」として認識される時代になっています。

 

 よく知られているように、初期臨床研修の研修先は、大学病院よりも市中病院の方が環境として優れている部分があります。そのもっとも大きなところは、大学病院はその性質上高度で専門性の高い医療を提供する場所であり、初期研修として必要なプライマリ・ケアの診療能力を高めるうえでの経験を積みにくいというところです。一方、専門研修においては、ある程度専門性の高い疾患を持った患者さんの診療経験を積む必要があるため、中小規模の市中病院では研修することが困難な状況があります。そのため、「初期研修は市中病院、専門研修は大学病院が提供する専門研修プログラムで」という研修ルートが一般的なルートとして想定されつつあります。実際、多くの市中病院において現時点では自前で専門研修プログラムを提供している診療科は内科、外科、麻酔科など限られた診療科に限定されています。

 

 しかしながら、初期研修と専門研修を同一施設のプログラムの中で一貫して行うメリットは高いと私たちは考えています。一つは専門医取得のための経験ログをまとめるうえでは大きなアドバンテージがあること、もう一つは、個々の研修医の実力が把握できているうえでの専門研修のスタートとなるため、より効率的で個別性の高い研修が可能となる点です。

 

 東京医療センターでは、当院の大きな特色である「プライマリ・ケアの研修と高度急性期医療の研修をどちらもバランスよく修練可能」という点を生かし、新専門医制度に準拠した基本19領域のうち13領域において自前の専門研修プログラムを設置し、それぞれ運用を行っています(図1)。市中病院でこれほど幅広い診療領域での専門研修プログラムを提供する施設はほかにあまり類を見ません。初期研修開始時点で希望していた将来の診療領域が途中で変わることはしばしばありますが、そのような場合でも当院では「初期-専門一貫研修」を行うことが可能です。

 

 

図1. 東京医療センター専門研修プログラム13/19基本領域

 

 私たちは、採用の際に一貫研修をあらかじめ考慮する受験者を優遇するような採用基準は現在のところ考えていません。私たちは、皆さんが一人前の医師になっていく道のりを検討していく中で、同一病院プログラムで2年間(初期研修のみ)、5年間(初期研修+専門研修)の研修という幅広い選択肢を用意することで、皆さんのキャリアの力になりたいと考えています。そのため、当院プログラムで専門研修を修了した方については、専門医取得までの1年間について、当院が管理するプログラムの中で勤務を保証することとしています(図2)。

 

図2. 2年(初期研修)+3年(専門研修)+1年(専門医取得期間)研修選択肢のイメージ

 

 

 

平成31年度初期臨床研修医募集要項はこちら

 

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