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歯科口腔外科

1.診療の特徴

  当科は、口腔疾患を治療する歯科口腔外科として、外来から入院・手術が必要なものまで顎口腔に関連した疾患の治療を行っています。詳細は、(3.歯科口腔外科で治療を行う疾患)をご参照ください。

 

外来部門

  外来診療は口腔疾患を治療する歯科口腔外科として、口腔を中心とした疾患(口の粘膜やあごの骨、顎の関節など)の治療しています。具体的には智歯(親知らず)等の抜歯、良性疾患の摘出、歯の化膿の切開手術等の外来小手術、粘膜疾患(白板症、扁平苔癬など)、顎関節症、口腔乾燥症等、口腔領域に関わる疾患の診断および治療を主として行っています。

 全身麻酔による歯科治療や静脈内鎮静を必要とする場合には、他の医療機関をご紹介いたします。

 現在、インプラント(人工歯根)による治療は、行っておりません。

 

歯科治療は原則として入院患者さんのみを対象とする診療体制をとっております。退院後に継続した治療が必要な場合は、開業の先生方にお願いをしています。外来では、う歯や義歯などの治療のみの治療は行っておりません。医学的な観点から、判断して開業の先生と治療範囲や内容を分担して行っていきます。たとえば、抜歯や局所麻酔を必要としたり出血に配慮を要する治療は当院で行い、それ以降の治療は開業の先生方に行っていただくように分担いたします。どこの歯科医院に行くのが良いのかご不明な場合には、お近くの歯科医師会に相談しています。当院では近隣歯科医師会(目黒区歯科医師会、世田谷区歯科医師会、玉川歯科医師会、荏原歯科医師会)と連携を行っています。

なお、初診日当日には、抜歯等の外来手術は行っておりません。

 

初めて当科を受診される方へ

 当科の受診には地域の医療機関からの紹介状(診療情報提供書)が必要です。

地域の医療機関からのご紹介状をご用意の上、事前に予約センターにお電話いただき、予約をお取りください。また、紹介元医療機関を経由して予約をお取りいただくことも可能です。なお、事前の予約なしでも、紹介状をお持ちであれば、受付時間(8時30分〜11時)での診察も行っておりますが、待ち時間が長くなることがありますのでご了承ください。

 再診予約の変更は、予約センターで受け付けております。なお、夜間および休日の診療は行っておりません。 

入院部門

  歯科口腔外科の入院としては口腔癌、口腔領域の良性疾患、顎骨等骨折の手術および

歯性感染症(歯が原因の感染症)等の治療を行っています。「歯科口腔外科で治療を行う疾患」を参照してください。医科の入院の口腔ケアも行っています。

 

院内チーム医療への参加

 がん緩和ケアチーム、NST(Nutritional support team)、RST(Respiration Swpport Team)呼吸サポートチームの一員としてチーム医療に関わっています。

 

 

2.現在(近い将来)目指していること

  地域医療機関との連携を充実させて,地域住民の方々に更に効率的で良質な医療を提供できることを目指しています。歯科および口腔外科の診療は、多岐にわたっており当院のみで完結することは不可能です。このため地域の医療機関と共同で治療を行うことをより充実させていくことを目指しています。

  頭頸部癌化学放射線療法において疼痛緩和を含めた支持療法の研究をおこない、治療成績向上に役立てたいと考えています

 

3.歯科口腔外科で治療を行う疾患

  口腔内を中心とした疾患の治療を行っています。口の中やその周囲の症状があれば、ご相談ください。必要に応じて耳鼻咽喉科,放射線科,形成外科等の他診療各科と協力して診断や治療を行っております。

 

抜歯

 親知らず(智歯)が正常の位置にはえてこない場合(埋まっている)には,智歯周囲炎が発症することがあります。このような場合には智歯の抜歯が必要です。下顎智歯の抜歯は,1時間程度の時間を要することもあり、粘膜切開や骨を削ったりすることも必要な場合が多く、術後3〜5日程度は強い疼痛や腫脹が起こることがあります。患者さんにとっては、楽ではない場合もあります。まれではありますが、術後に神経の感覚が鈍くなることがあります。過度に心配されることはありませんが、抜歯の必要性とリスクを考慮し、担当医が診察を行った上で説明いたします。抜歯に際して不安がある場合には、ご来院ください。状況によっては、入院して抜歯をおこなうこともあります。

 

親知らずの抜歯や口腔内の外来手術(処置)をご希望の患者さまに

 抜歯を含む外来手術(処置)は予約制で行っております。初診日には、診査および病状を聴かせていただき、日程をご相談のうえ決めさせていただいております。初診日に行える外来手術および処置は緊急を要するものに限っております。

 

良性腫瘍および嚢胞

 これらの疾患の多くは、摘出手術が必要です。歯が関係している場合には一緒に抜歯が必要になることがあります。

 抗凝固薬や抗血小板薬を服用されており場合でも、適切に服用されている場合には、全身的な血栓症が発生する危険性を考慮し、維持量を継続したまま外来手術を行うようにしています。術後の出血が心配な場合には、入院することも可能です。

口腔粘膜の病気

 口腔粘膜疾患は痛みなどを有するアフタ性口内炎,口腔扁平苔癬などがあります。症状が乏しいものでは白板症があります。全身状態が悪い方には口腔カンジダ症が発症することがあります。口腔粘膜疾患は口腔癌と見分けがつきにくい場合もありますので、口腔内に気になる症状がある場合には受診をおすすめします。

 

顎や頬の骨折

 下顎骨および上顎骨には歯が存在するため,あごの骨(下顎骨や上顎骨)を骨折した場合には、腫れたりかみ合わせがおかしくなったり(咬合異常),口が開きにくく(開口障害)なります。顔の皮膚にしびれを感じたり、耳の前の顎関節が痛くなることもあります。あごを強く打った後に、何日もこのような症状がみられる時には注意が必要です。手術が行われることが多いのですが、下顎骨のみの骨折では上下の顎を固定(顎間固定)することを1ヶ月ほど行うことにより、手術を行わない治療が可能な場合があります。

 

顎関節症

 耳の前の顎関節に疼痛や動きの障害が生じ,開口障害,関節雑音(関節に音がする),食事が食べにくい等の症状が生じます。当科では薬物療法,スプリント療法を行っています。当院では、顎関節症に対して関節鏡を用いた顎関節症の治療は行っておりません。

 

歯が原因の化膿(口腔底蜂窩織炎、頬部蜂窩織炎など)

 歯周病,根尖部の病巣や親知らずが原因となって化膿が生じ,顔が腫れることがあります。場合によっては切開を行い排膿が必要となる場合があります。口腔の痛みが強度の場合には,経口摂取が障害され入院が必要となる場合があります。

 

口腔癌

  口腔内には悪性腫瘍も発生します。悪性腫瘍の大部分は口腔粘膜から発生する癌です。発生する部位により舌癌,歯肉癌,頬粘膜癌,口腔底癌、口蓋癌等に分類されます。症状が口内炎と間違いやすいので,口内炎を似た症状でいつまでたっても治らない場合には受診をおすすめします。

  口腔癌の治療では基本的には手術が行われますが、放射線治療を上手く組み合わせる治療を行い、QOLを低下させない治療を行う場合もあります。治療においては、耳鼻咽喉科、形成外科、放射線科、緩和ケアチームと連携のもとに口腔癌の診断および治療を行っています。また、総合病院の歯科口腔外科であることから、全身疾患を有する口腔癌の患者様が歯科の大学病院より紹介されることがあります。最近では、前がん病変の状態で発見されることが多くなり、前がん状態(癌の手前の状態)で手術を受ける方が増えてきました。

 症状によっては、耳鼻咽喉科または他院を紹介させていただく場合があります。

  

4.診療実績

過去5年間の口腔癌に対する初回治療方法の分類
    平成26年 平成27年 平成28年 平成29年 平成30年
手術 口内法 24 12 13 15 15
手術 再建手術 4 1 5 2 1
組織内照射   0 0 0 0 0
動注化学放射線   1 2 0 0 0 
化学放射線   0 0 0 0 0
放射線のみ   1 2 0 0 0
化学療法のみ   2 0  0 0 0
緩和療法のみ   2 4 4 5 1
  34 21 22 22 17

 

5.主な施設認定

 日本口腔外科学会指定研修機関

 

6.外来診療担当医表

歯科口腔外科 外来棟2階

 

7.スタッフ紹介

        

         

氏名 職名 認定医等 専門領域
高久 勇一朗 医長代行

日本口腔外科学会専門医・指導医

がん治療認定医(歯科口腔外科)

日本口腔診断学会認定医

抗菌化学療法認定歯科医師

ICD(インフェクションコントロールドクター)

歯科口腔外科全般

口腔がん

顎変形症

歯性感染症

別所 央城 医員

日本口腔外科学会専門医・指導医

がん治療認定医(歯科口腔外科)

日本口腔科学会認定医

日本糖尿病協会登録歯科医

ICD(インフェクションコントロールドクター)

口腔外科全般

口腔がん

口腔粘膜疾患

顎変形症

顎関節症

高橋 光 レジデント 
 

歯科口腔外科全般

睡眠時無呼吸症候群の

歯科的治療

庭田 千恵子 レジデント   

歯科口腔外科全般

周術期口腔ケア

細井 鴻之介 レジデント   

歯科口腔外科全般

スポーツ歯科

大鶴 洋 非常勤 日本口腔外科学会専門医・指導医

歯科口腔外科全般

口腔がん

小坂井 絢子 非常勤  日本口腔外科学会認定医

口腔外科全般

口腔がん

 

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