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循環器内科

1. 診療の概要

 食生活の欧米化に伴って増加している狭心症や心筋梗塞といった冠動脈疾患、高齢者に多い心不全、心房細動や大動脈解離といった心臓・大血管の病気を専門に扱う診療科で、医長、スタッフ医師(医員)8名と後期研修医(レジデント)5名で診療を行っています。

 

 心臓病の多くが救急患者として発症し、特定集中治療施設CCU/ICU 6床を完備、24時間1年中循環器医が常駐して救急治療に当っています。東京都CCUネットワーク(http://www.ccunet-tokyo.jp)に加入、急性心筋梗塞例では経皮的冠動脈形成術(カテーテルによる治療)を積極的かつ迅速に行っています。一方、当科はカテーテル検査だけでなく、非侵襲的検査の心エコー、心筋シンチやホルター心電図にも力を入れています。

 

 2015年7月循環器内科と心臓血管外科はきめ細かい配慮のある医療を提供できるように、心血管・不整脈センターを開設しました。

 心血管・不整脈センターの詳細はこちら

 

2. 外来診療の特徴

 当科は心血管・不整脈センター外来(外来棟1階)で月曜日から金曜日まで初診と再診の2本立てで外来診療を行い、通院患者さんの多くは狭心症や心不全、心房細動例です。当科では病状が安定した段階で近隣の医療機関に日頃の通院加療をお願いし、多くは月1〜2回地域医療機関に通院するとともに当科に数ヶ月1回定期的チェックに訪れていただくことになります。

 

 当科は非侵襲的検査の心エコーや心筋シンチ、ホルター心電図にも力を入れ、狭心症など心臓に異常が疑われる場合は外来で心エコーや心筋シンチ、冠動脈CTなどを行い、精査が必要の場合に心臓カテーテル検査を2泊3日の入院で行います。造影剤を使用せず腎障害も来さずに心筋虚血を評価できるため、心筋シンチは狭心症といった冠動脈疾患の評価に年間約1100件行い、2014年4月心筋シンチ専用γ-cameraが新設されました。

 

 

 

心エコー(大動脈弁閉鎖不全例)

 

心エコーは胸壁上から心臓に超音波を当て、心臓の動きや弁の異常(狭窄・閉鎖不全)をみる検査です。

 

 

薬物負荷タリウム心筋シンチ     (陳旧性心筋梗塞例)

 

心筋シンチは放射性医薬品のタリウムなど心筋に取り込まれる製剤を注射して心筋の血流や代謝をみる検査で、心筋虚血(狭心症)や梗塞の有無がわかります。

 

外来診療担当医表
循環器科 外来棟1階

 

3. 入院診療の特徴

 循環器内科は心臓外科と心血管・不整脈センター(4階B病棟)CCU/ICU 6床を含めた50床で入院診療を行っています。スタッフ医師、後期研修医と初期研修医の3層体制で診療を行い、Evidenceに基づく医療を正しく安全に提供することを心がけています。

 

 心臓カテーテル検査・治療は年間約600例、うち経皮的冠動脈形成術(PCI)は年間約250例行っています。心臓カテーテル検査は2泊3日の入院で行い、週1回の循環器内科と心臓外科の合同カンファレンスで治療方針を決めます。緊急でない待期的な冠動脈形成術は3泊4日の入院で行いますが、PCIの半数は急性心筋梗塞例で緊急PCIを積極的に行っています。

 

 2013年4月不整脈専門医2名が慶應大学病院より赴任し、心房細動、心室頻拍を含めた全ての不整脈でアブレーション治療を行っています。アブレーションのニーズは高く(特に心房細動)、2014年は200例でアブレーションが行われ、2015年6月アブレーション専用アンギオ室が新設されました。現在は不整脈専門医4名で、2017年は週4回、1年間に350例でアブレーションが行なわれました。

 

 

冠動脈カテーテル検査・治療(左)と不整脈アブレーション治療(右)

 

 2006年12月から自宅退院・社会復帰がスムーズにいくように、急性心筋梗塞、心不全、大動脈解離で入院した患者さんに心大血管リハビリを行い、2010年3月から早期退院に向け、土日曜日もリハビリを行っています。2015年より外来リハビリも開始しました。心大血管リハビリでは心リハ指導士のもと、理学療法士と看護師がチームを組み、病棟での歩行訓練からリハビリ室でのエルゴメーター運動を行い、年間900例以上の患者さんが心大血管リハビリを受けています。

 

心大血管リハビリ

 

診療実績

 

4.卒後医師教育(前期・後期研修)

 循環器内科は卒後2年間の初期研修と卒後3年目から3〜4年間の後期(レジデント)研修にも力を入れています。入院診療はCCU/ICU 6床を含めた心血管・不整脈センター病棟でスタッフ医師、後期研修医と初期研修医の3層体制で行い、初期研修医と後期研修医は5〜10人程度の入院患者を担当、平均在院日数は10日以下です。後期研修医は地域医療・外来の研修に週1回近隣の医療機関で外来を行います。

 2018年からの新専門医制度では、多くの循環器領域の症例、手技を経験するとともに、短期間で他領域の内科症例も経験できる一般病院の特徴を生かした専門研修プログラムを用意しています。3〜4年間の研修終了後には内科専門医の資格が得られることが期待されます。

 

 後期研修終了後は慶應大学を初めとした大学への入局または国立病院機構病院への就職が中心となり、大学で学位所得をめざす前に循環器医として十分な臨床経験を積むのに当院の後期研修が非常に役立ちます。循環器内科には5名の後期研修医が在籍、毎年2〜3名の後期研修医採用を予定しています。後期研修ご希望の方は一度見学に来られて下さい。

 循環器内科の後期研修の詳細はこちら

  

5.動脈硬化ドック

 医長は動脈硬化専門医で国際・欧州動脈硬化学会誌Atherosclerosisの副編集長(Associate Editor)も務め、動脈硬化の専門家です。動脈硬化は狭心症といった冠動脈疾患だけでなく脳梗塞の原因でもあります。2008年12月より健診センターで動脈硬化ドックを行い、血圧脈波検査と頸動脈エコーから動脈硬化の程度を調べ、血圧脈波検査では血管の硬化度から血管年齢を知り、頸動脈エコーでは頸動脈壁厚とプラークと呼ばれる動脈硬化病変の有無を調べます。採血では総コレステロールやLDLコレステロールに加え、動脈硬化と密接な関係のある酸化LDL濃度など測定、動脈硬化になりやすい体の状態か評価します。

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6. スタッフ紹介(2019年4月1日現在)

 

7. 内科関連学会の施設認定

日本循環器学会認定循環器専門医研修施設

日本心血管インターベンション治療学会研修施設

日本不整脈学会認定不整脈専門医研修施設

日本内科学会認定医制度教育病院

日本老年医学会認定施設

日本動脈硬化学会認定専門医認定教育施設

日本集中治療医学会認定専門医研修施設

心大血管疾患リハビリテーション施設I

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