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腎臓内科

腎内科の特徴について

 

・腎臓内科で診療する病気は多々ありますが、腎臓内科では主に蛋白尿や慢性腎臓病の患者様の診療にあたってい ます。また、血液透析および腹膜透析の導入および透析患者様の合併症での入院管理も行っております。
・腎臓の腫瘍や石は泌尿器科が担当します。
・腎臓の病気は自覚症状がないことはよくあります。健診を受けていないと早期発見ができないことがあります。年一回 は健診を受けることをお勧めします。

 

腎臓の働き


・腎臓の主な働きは1)尿を作ること、2)ホルモンを作ることです。
一つの腎臓には、すごく小さなフィルター(このフィルターをネフロンと呼びます)が100万個あり、腎臓は2つあるので体の中には200万個のフィルターがあります。このフィルターが絶えず休まず、血液をろ過して尿を作ります。尿は、水と老廃物のかたまりです。腎臓で作られた尿は膀胱に溜まり、体外に排泄されます。
・また、腎臓は骨、血圧、貧血に関連するホルモンも作っています。
・腎臓内科はこの小さいフィルターの病気(障害)を診断し、治療しています。フィルターの病気の確定診断のために行う検査が腎生検です。腎生検とは、腎臓に針を刺し、ごく少量の腎臓を採取し、顕微鏡でみる検査のことです。当院でも年間数十人の患者様に腎生検を行っております。

 

蛋白尿とは?


・尿検査は腎臓病を発見するためには、とても大事な検査です。健診で蛋白尿を指摘される患者様は、年齢により違いはありますが、3%程度との報告があります。蛋白尿が出たからといって必ずしも病気ということではありませんが、蛋白尿は腎障害の重要なサインのことがあります。蛋白尿の出るメカニズムは簡単にお話しすると、腎臓に100万個あるフィルター(ネフロン)が障害され、尿を作る時に蛋白が尿の中に漏れ出てしまいます。蛋白尿が出ていても自覚症状がないことは多々あることです。蛋白尿は腎臓の機能の指標ではありませんが、蛋白尿が多いほど将来腎機能が悪くなりやすいことも指摘されています。健診で蛋白尿を指摘され、精査を勧められた方は受診をお勧めします。

 

血尿の時は?


・血尿のみの時には、泌尿器科が担当する病気のことが多いです。石や腫瘍などがその例です。血尿のみを指摘された時には、泌尿器科か腎臓内科のどちらに受診すればよいのかを確認することが良いでしょう。ただし、目で見て判る血尿は、まずは泌尿器科的精査が必要です。
・血尿と蛋白尿が一緒に出ている時には、腎臓内科に紹介されることが多いです。

 

慢性腎臓病とは?


・正確な表現ではありませんが、簡単に説明すると「3カ月以上にわたり腎機能が60%を下回っているか、腎障害のサインが3カ月以上続いている」、このどちらかまたは両方があれば、慢性腎臓病といいます。腎障害のサインとは、蛋白尿や血尿などの尿の異常と考えてください。腎機能が落ちていても自覚症状がないことは、よくあります(重度の腎機能低下でも自覚症状がないこともあります)。また、慢性腎臓病は、心疾患を起こしやすいことも言われています。健診で慢性腎臓病を指摘された時には、自覚症状がなくても受診するようにしましょう。腎臓内科では慢性腎臓病や急性の腎障害の診断、治療を行っています。先ほど簡単にご説明させていただいた腎生検も積極的に行っております。適応のある方には、ステロイドや免疫抑制剤を使い、積極的に治療をしております。また、腎臓の進行を遅らせるための血圧コントロールや食事療法(塩分制限やタンパク制限など)も行っています。食事療法は中々難しいこともあり、個別に栄養士の指導を受けていただき、できるだけ実践できるようにしております。

 

透析とは?


・腎臓の機能が5-10%を下回ると腎臓の代りに尿を作る治療(腎代替療法)が必要となります。これが透析や腎移植です。日本ではおよそ透析を受けている患者様は30万人います。透析には1)血液透析、2)腹膜透析の2種類の透析があります。当院では、腎代替療法が必要なりそうな時に患者様に透析と移植の説明をさせていただき、準備を進めていきます。日本腎臓学会のホームページから「一般の方へ」→「腎臓病とは」をクリックして頂き、「腎不全治療法選択とその実際」というPDFファイルに透析や移植についての説明がありますので読んでみてください。当院では腎移植は行っていませんが、透析が必要となった患者様への透析療法の導入(血液および腹膜透析)を行っております。血液透析を始められた患者様については、近隣の血液透析施設へご紹介させていただき、近隣の施設に血液透析のための通院をしていただいております。いろいろな合併症で入院加療が必要になった時には、当院へ紹介していただいております。腹膜透析を始められた患者様については、引き続き当院の外来で加療を継続していただいております。

 

医療関係者の方へ


・対象としている主な病気は、急性および慢性の腎臓病(透析を含む)で外来診療と入院診療を行っております。他に各種血液浄化療法も担当しております。

 

 

一日平均

外来患者数

初診患者数

一日平均

入院患者数

腎生検数

透析導入

患者数

入院血液

透析件数

2009年度 25.9人 150人 14.9人 34人 42人 1627件
2010年度 27.1人 123人 15.9人 35人 48人 1756件
2011年度 25.4人 146人 19.3人 32人 33人 2269件
2012年度 27.4人 160人 15.1人 56人 30人 2007件
2013年度 25.3人 184人 11.2人 42人 37人 1571件
2014年度 25.6人 206人 13.7人 54人

55人

(うち腹膜2件)

1886件
2015年度 27.4人 200人 10.5人 44人

47人

(うち腹膜3件)

2170件
2016年度 28.7人 206人 14.2人 61人

44人

(うち腹膜3件)

1817件

 

 

 

診療内容

 当科は目黒、世田谷地域の中核病院として急性および慢性腎疾患の診断・治療・経過観察を行っております。

  腎疾患は自覚症状もないことが多く、初診の患者様のほとんどを地域の先生からご紹介していただいております。急性腎障害や早期の慢性腎臓病は、腎生検を積極的に行い、診断の結果次第でステロイドや免疫抑制剤を用いた治療を行っております。ステロイド等の治療の適応でない患者様には慢性腎臓病の進行を遅らせるため、血圧コントロールや食事療法をしっかり行っております。特にタンパク質の制限は、実践することが難しいため、栄養士とも連携をとり、繰り返し指導をしております。糖尿病は透析導入の原疾患のうち40%以上を超えており、糖尿病内科医とも協力しながら診療にあたっております。

  腎機能障害がさらに進行し、末期腎不全(腎機能がおおよそ10%を下回った状態)に至った患者様には、腎代替療法(自分の腎臓の代わりに尿を作る治療)として血液透析・腹膜透析・腎移植についての説明を行い、患者様に合った治療法を選択するよう努めております。

  血液透析を導入した後は、当院に維持透析ベッドがないため、地域の病院やクリニックの先生方に外来維持透析をお願いしております。

  また、腹膜透析についてはカテーテル挿入も含めた透析管理を行っております。最近、腹膜透析を選択される患者様も徐々にではありますが、増えてきております。

 腎移植は当院では行っておりませんので、希望される患者様は、移植を行っている施設に紹介させていただいております。

  バスキュラーアクセスに関しても積極的に診療しております。シャント造設およびシャントPTAを年間80件程度行っております。

  合併症で入院が必要な血液透析患者様に関しては、各科と協力しながら、透析を含めた管理および治療を行っております。

  また、当院は3次救急施設でかつ総合病院であるため、年間数百件の持続浄化療法(主にCHDF)も行っております。さらに透析以外の血液浄化療法が多いのも特徴です。他科からの依頼でエンドトキシン吸着、血漿交換療法、顆粒球吸着療法等も行っております。

 

 

外来診療担当医表

腎臓内科 外来棟2階

 

スタッフ紹介

 

氏 名 職 名 認定医等 専門領域
松浦 友一 医 長 日本内科学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会専門医
日本腎臓学会指導医
日本腎臓学会評議員
日本透析医学会専門医
日本高血圧学会専門医
ICT

腎疾患一般

透析一般

 

門松 賢 医 長 日本内科学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本内科学会指導医
日本腎臓学会専門医
日本腎臓学会指導医
日本透析医学会専門医
日本透析医学会指導医
日本静脈経腸栄養学会認定医

腎疾患一般

透析一般

 

藤村 慶子 医 員

日本内科学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会専門医

日本腎臓学会指導医
日本透析医学会専門医

日本透析医学会指導医
日本高血圧学会専門医
日本抗加齢学会専門医

腎疾患一般

透析一般

中村 俊文 医 員

日本内科学会認定医

日本内科学会総合内科専門医
日本腎臓学会専門医
日本透析医学会専門医

日本内分泌学会専門医

腎疾患一般

透析一般

羽麿 智史 レジデント    
吉田 英莉子 レジデント    
藤井 高幸 レジデント    
高杉 望 レジデント    
生坂 顕 レジデント    
柴山 貴宏 レジデント    

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