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担当診療科の紹介

診療科の概要

当院は、全国の国立病院機構の病院の中で、特に感覚器疾患に関する高度専門医療施設(準ナショナルセンター)に位置付けられており、感覚器科(眼科・耳鼻科)の診療と臨床研究には特に力を注いでいます。 

眼科診療部門では、白内障、緑内障、外眼部形成手術、網膜硝子体手術から、角膜移植手術、エキシマレーザーを用いた屈折矯正手術まで、高い専門性を要する疾患の診断・治療を行っています。また、視覚障害に対するリハビリテーションのためのロービジョン外来を設けております。さらに、付属の臨床研究センター[感覚器センター] との連携により、一般臨床研究から、遺伝子解析研究まで、視覚に関する総合的な医療水準の向上を目指しています。

 

スタッフ

スタッフ:16名(医長、常勤、非常勤合計)

レジデント:5名

 (内訳:レジデント4年目1名 3年目2名 2年目2名)

 (出身大学:九州大学 慶應義塾大学 順天堂大学 東邦大学 浜松医科大学 愛知医科大学)

診療科全体の医師数:21名(男性:14名、女性:7名)

うち専門指導医数:15名 

 

専門研修プログラム名および全研修期間
(うち東京医療センター以外での研修期間)

国立病院機構東京医療センター眼科専門研修プログラム

4年間(原則として1年間:3年目〜4年目の:希望・研修状況により変更)

 

全研修期間のスケジュール例

<例1>眼科専門医研修コース(網膜・硝子体専門医研修コースの場合)  

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

1

基礎研修 外来診療補助・検査実施・入院患者の診療
後眼部研修 前眼部研修 後眼部研修 前眼部研修

2

臨床研修  (外来診療・入院手術を主治医として担当)
前眼部研修 後眼部研修 前眼部研修 後眼部研修

3

都立大塚病院で小児眼科研修※ 都立駒込病院で研修※ 上野原市立病院での研修※

4

網膜硝子体疾患専門研修

(5年次)眼科専門医試験受験  ※3年次内の研修期間はそれぞれ入れ替わる

 

<例2>眼科専門医研修コース(角膜・前眼部専門医指向研修コースの場合)  

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

1

基礎研修 外来診療補助・検査実施・入院患者の診療
前眼部研修 後眼部研修 前眼部研修 後眼部研修

2

臨床研修  (外来診療・入院手術を主治医として担当)
後眼部研修 前眼部研修 後眼部研修 前眼部研修

3

都立大塚病院で小児眼科研修※ 都立駒込病院で研修※ 上野原市立病院での研修※

4

角膜前眼部疾患研修

(5年次)眼科専門医試験受験

 

<例3>眼科専門医研修コース(臨床研究指向研修コースの場合)  

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月

1

基礎研修 外来診療補助・検査実施・入院患者の診療
前眼部研修 後眼部研修 前眼部研修 後眼部研修

2

臨床研修  (外来診療・入院手術を主治医として担当)
後眼部研修 前眼部研修 後眼部研修 前眼部研修

3

都立大塚病院で小児眼科研修 総合研修 臨床研修センターでの臨床研究

4

臨床研修センターでの臨床研究

 

プログラムの特徴

  • 前眼部、後眼部、緑内障、眼形成外科各分野の専門医師による統合的な専門研修が受けられる
  • 眼科臨床の知識、検査、手術に関して、理論と技術の両面から基礎から最先端まで研修できる
  • 症例が多く充実した指導体制の連携施設との研修体制により広い臨床経験が得られる
  • 臨床研究センターとの連携により臨床研究に関する研修体制も充実しており、研修者の指向により多様な研修プログラムが選択でき、臨床医から研究者まで、将来の可能性が広がる。
  • 4年の研修終了後に日本眼科学会専門医制度に準拠した眼科専門医試験受験資格を得る条件を満たす研修プログラムとなっている
  • プログラムの定員 3名/年(2018年度)

 プログラムはこちら

 

症例数一覧(2017年度実績)

  症例 数(年間)
1 白内障手術 1987
2 緑内障手術 37
3 斜視手術 7
4 外眼部手術 127
5 網膜剥離手術 101
6 硝子体手術 網膜剥離、増殖硝子体網膜症 46 240
7 黄斑上膜 85
8 糖尿病網膜症 24
9 網膜静脈閉塞症 2
10 黄斑円孔 38
11 他:出血・浮腫 23
12 水晶体・眼内レンズ脱臼 22
13 光線力学療法 2
14 抗VEGF硝子体注射 1932
15 角膜移植手術 全層角膜移植術(PKP) 10 32
16 表層角膜移植術(LKP) 5
17 表層角膜移植術(ALTK) 1
18 深層前部表層角膜移植術(DALK) 5
19 角膜内皮移植術(DSAEK) 11
20 エキシマレーザー手術 PRK手術 2 23
21 PTK手術 21

 

施設認定  

  • 日本眼科学会専門医制度認定研修施設(細則8条第2項):基幹施設

 

連携施設  

  • 都立大塚病院
  • 都立駒込病院
  • 上野原市立病院

 

当直業務等

眼科のオンコール体勢は平日17時から22時、土曜日8時30分から17時を基本としており、それ以外の時間と日曜日は、当番制による自宅待機の体制を取っています。レジデントが一次対応をするのは週1-2回程度で、日常業務・診療に十分習熟した後に当番に入るようになります。当番の際には経験豊富なスタッフが2nd当番としてバックアップする体制をとっています。

 

週間スケジュール

 

入院症例カンファレンス        
病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診

診療介助

蛍光眼底撮影

手術助手

(前眼部・外眼部)

手術助手

(網膜硝子体)

手術研修

白内障手術

外来診療

特殊外来

(網膜硝子体)

手術助手

(網膜硝子体)

手術助手

(角膜移植等)

特殊外来

(角膜・前眼部)

救急患者診療介助
病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診 病棟回診
蛍光眼底読影カンファレンス 斜視弱視カンファレンス(月1回) 総合カンファレンス 手術技術研修  
視覚電気生理カンファレンス(月1回) 臨床講義 (ウエットラボなど)  

      

各カンファレンスの解説 

入院症例カンファレンス 入院症例についてレジデントがプレゼンテーションを行い、スタッフと共にディスカッションを行うことで様々な症例に対する理解を深めます。
蛍光眼底読影 その週に撮影された蛍光眼底写真について網膜専門医と共にディスカッションを行い、網膜硝子体疾患に対する理解を深めます。
総合カンファレンス・臨床講義 スタッフがそれぞれの専門分野について毎週講義を行います。また、学会前後には予演会や報告会を行い、学術的な理解を深めます。当院の特色である遺伝性網膜疾患の電気生理検査診断についてもカンファレンスを月1回行い、希少な症例に対する理解を深めております。 
手術技術研修 毎月2回ウェットラボを行います。月1回は医長が指導を行うことで手術手技の基礎からの習熟を目指します。

      

研修修了後の進路

大学入局、大学院進学、市中病院就職、海外留学など多様な選択肢があります。最近の傾向としては市中病院への就職が多く、当施設で研修を積んだレジデントは既に専門的な臨床知識や手術手技の基礎を会得しており、年配のスタッフと遜色なく外来や手術などの臨床業務を行っているようです。

大学に入局しつつ、当施設で研修するという形式で当院の研修を修了したレジデントも数多く、大学に戻ったあとも病棟チーフなどを務め、高い評価を受けることが多いようです。また、当院での研修終了後に大学医局へ入局することも少なくありません。

もちろん当院にそのまま在籍し、網膜や角膜などの各専門領域の専門医となるため研鑽を積むことも可能です。各レジデントの希望や能力に合わせて幅広い選択が可能となっております。

 

研修中の専攻医の声

3年目眼科後期研修医

大学の医局に入局しつつ、当院にレジデントとして研修を行い3年目に入ろうとしております。眼科という分野は初期研修で十分な指導や臨床経験を積むことは困難であり、研修医3年目で眼科に入った直後はわからないことだらけでした。東京医療センターは都内の総合病院では数少ない専門医取得が可能な病院であり、各専門のスタッフの先生方が数多く在籍しています。そのような豊富な指導医と優秀なレジデントの先輩方に一から指導を受け、眼科医として日々成長していることを実感しております。 一般的な病院の指導方式では日常診療について十分な教育を受けることは困難な場合が多く、自己流の診察となってしまうこと多いと思います。しかし、東京医療センターではレジデントが診療を行った症例について必ず週1回スタッフと症例検討を行い、十分な診療の指導を受けつつ、担当症例の確実なマネジメントを行うことが出来ます。また手術については切開や縫合といった基礎的な手技を含め、医長から直接指導を受けることができます。一般的な病院ではなかなか医長レベルの先生から直接指導を受けることは難しく、こちらも当院の大きな特徴と言えます。

このように当院は非常に教育の体制が整っている数少ない病院であり、眼科医として成長する絶好の場と思います。是非一度見学にいらしてください。

 

東京医療センターで専門研修を修了した専攻医からの声  

東京医療センターで研修修了後に都内総合病院眼科勤務する医師  

平素より大変お世話になっております。先日行われました第30回眼科専門医試験ですが、本日合格通知が届きました。実臨床に即した問題が多く出題され、医療センターで教えて頂いた事が多数出題されました。口頭試問では角膜内皮障害例に関する質問があり、中等度の内皮障害のある白内障患者に対する説明方法や、Swinging flashlight testに関する問題が出題され、クスズスで教えてもらったことと日頃の患者さんたちへの説明内容で培った説明で充分回答することができました。試験官の先生からは、入局せずに、ここまで多岐に渡る手術を経験でき、非常に良い研修が出来ていますねとお褒め頂きました。医療センターの先生方のおかげです。ありがとうございました。今後とも精進致します。(来週は医師会で内科の先生方を対象に講演させて頂くこととなりました。)

 

指導医の声  

東京医療センター眼科は、診断面では、視覚病態生理の解析に必要な眼光学的解析から網膜視神経の電気生理学的解析まで、治療面では、角膜移植、網膜硝子体手術からエキシマレーザー手術まで、極めて専門性の高い診療体制とスタッフがおり、専門研修医の皆さんには、その環境を十分に生かして充実した経験をしてほしいと期待しています。しかし、眼科臨床医にとって一番重要な研修は、専門性の高い医療現場の見学ではなく、視覚生理の基礎的な理解から病態生理に基づく幅広い眼科疾患の知識であり、また、検査・手術などの技術研修においては、合理的な理論に基づく基本操作技術を段階的に確実に習得することす。特に、実際の患者さんを対象とする検査・手術手技の基礎臨床研修に、見よう見まねや自己流の介在する余地は1つもなく、基本技術は1から10まで、基本となる型をそのまま確実に身につける必要があります。東京医療センターでは、プロフェッショナルな眼科臨床医となるために必要な研修を実践していきたいと考えています。

 

病院見学について

どの曜日でもご見学は可能です。網膜硝子体疾患、角膜移植の手術は、それぞれ火曜と水曜に行っています。特に手術研修に興味のある先生で、当院の大きな特徴である手術教育の実際の現場を見学されたい場合は、木曜(午前)、金曜日(終日)に研修医が手術研修を行っていますので、それらの曜日の見学をお勧めします。

 

東京医療センター眼科公式HP

http://www.ntmc.go.jp/p_sect/contents/76.html

眼科レジデント募集専用HP(公式HP上部にリンクあり)

http://www.ntmc.go.jp/sinryo/ka/17gan/ganka_resident/index.html

 

病院見学についてはこちらをご覧ください

 

2020年度専攻医(後期研修医)募集要項

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