院長挨拶

 

 

院長就任挨拶

 

 

 

病院長 新木 一弘     

 

 本年4月1日に大島久二前院長の後任として病院長に就任いたしました。よろしくお願いいたします。

当院は740床を有する東京都区西南部地域(目黒区、世田谷区、渋谷区)の中核的な病院として、地域医療に参加させていただいております。関係者の皆さまには改めまして御礼申し上げます。
さて、現在新型コロナ肺炎が蔓延する状況の下で東京都及び所管保健所の要請を受け、この肺炎の患者さんやそれが疑われる患者さんの診療に病院を挙げて取り組でおります。具体的には、現在3つの病棟を新型コロナ肺炎の疑いを含む患者さんの専用病棟に充てるとともに、専用の発熱外来ブースを設置するなど病床・診療スペースを確保してきました。さらに、従事する医師や看護師の専門のスタッフによる医療の充実、新たな治療薬の研究開発への参加や検査態勢の確立など、院内感染に万全を期しながら、質の高い医療の提供に努めております。
一方、当院が地域医療で果たすべき最も大きな役割が、従来から充実を図って来ている高度・急性期医療機能であります。
特に、がん医療は地域の高齢化などに伴い、当院の責務はますます大きくなってきていると感じております。今日のがん医療における問題点は、換算の高齢化、治療の長期化と副作用の複雑化などが挙げられます。当院はこれらの問題に対応するため、昨年から院内にがん治療センターを設置し、その中に化学療法とその副作用対策を専門とする医師を配置する臨床腫瘍科を新たに設けるとともに、がんゲノム医療を始めとする様々ながん医療を患者さんの病状にあわせて実施できる総合病院ならではのがん医療の実施体制を構築してきました。これらの取り組みが認められ、全国の先陣を切って、厚生労働大臣により高度型の地域がん診療連携拠点病院に指定されています(現在では全国で47病院指定されています)。当院ではこれからも先進的な診断から治療、さらに、心身の苦痛、心のケア、アピアランスケア・社会復帰など患者・家族の皆さまの生活の質(QOL)の向上にも積極的に取り組んでまいります。
さらに、不整脈のアブレーション治療に加えて心疾患治療病棟及び集中治療病棟(CCU/ICU)を備える24時間体制の手術や血管内治療などを行う心血管不整脈センター、ダヴィンチ手術(ロボット手術)や内視鏡による低侵襲治療、人工関節・脊椎脊髄の手術を専門に行うセンター機能なども整備して、患者さんに優しい高度医療機能の拡充を図っています。
特に、地域の先生方からご紹介いただく患者さんや救急搬送される患者さんに対する2次、3次救急の受け入れ能力は重要と考えており、救急車受け入れでは都内でも屈指の実績を挙げていますが、引き続き、未知の感染症対策を含め地域の医療機関の先生方を補完する高度な救急医療の充実を図ってまいります。
 今後とも患者さんとご家族の視点から、優しく信頼される医療を提供できるよう努力してまいりますので、ご理解、ご支援の程、重ねてお願い申し上げます。
 
 
                                        2020年4月
 

 

基本理念

運営方針

患者の皆様の権利

病院からのお願い

東京医療センター職員のための倫理綱領

 

 

基本理念

東京医療センターは患者の皆様とともに健康を考える医療を実践します。

 

 

運営方針

  1. 良質で専門性の高い安全な医療を提供します。
  2. 十分な説明と同意のもとで、安心の医療を提供します。
  3. 教育、研修、研究を推進し、良き医療人の育成に努めます。
  4. 健全な経営に努め、地域に信頼される医療を推進します。

 

 

患者の皆様の権利

  • 安全で良質な医療を平等に受けることができます。
  • 自分の病気について知る権利を持ち、理解し納得するための質問をする権利があります。また病名や予後について知りたくない場合は、そのお気持ちを尊重します。
  • 説明を受けたうえで、自分が受ける医療を自分で決定することができ、またそれの変更を申し出る事ができます。
  • セカンドオピニオン(主治医以外の医師の意見を聞くこと)を求めたり、転院したりするための紹介状を請求することができます。
  • プライバシー(個人情報を他人に知られない権利)は厳重に保護されます。
  • 診療録の開示を求める権利があります。

 

 

病院からのお願い

  • 安全で良質な医療を実現するために、ご自分の健康に関する情報を正確に医療従事者に伝えるとともに、検査や治療を受けている途中に異常を感じた場合は、すぐにお知らせ下さい。
  • 緊急の場合などには、医療従事者の判断を優先して診療を行わざるを得ない事がありますので、ご理解をお願いいたします。
  • すべての人が適切な医療を受けられるために、病院内の規則をお守り下さい。
  • 当院は教育・研究機関でもあり、医師、看護師、助産師をはじめとする医療従事者の研修および臨床研究にご理解とご協力をお願い致します。
  • 当院の運営は皆様の診療費によって行われておりますので、お早めにお支払いをお願い致します。

 

 

東京医療センター職員のための倫理綱領

当院職員は、「東京医療センターは患者の皆様と共に健康を考える医療を実践します」という基本理念の下、以下の倫理規範に基づいて医療サービスにあたります。

  1. 患者さんの健康利益を優先した医療を行います。
    医療サービスの主たる目的は、患者さんへの健康利益を高めることであるということを常に忘れずに職務に当たります。同時に、多くの医療行為は結果として患者さんに不利益を与えることがあり得る、という医療の持つ性質を理解した上に、常に患者さんの安全に配慮した医療を行うための体制の整備に努めます。
  2. 患者さんの持つ権利に十分配慮した医療を行います。
    「患者の皆様の権利」に定めたように、患者の皆様一人ひとりの「基本的人権」を尊重し、ともに真の健康とは何かを考えながら、皆様が納得できる医療を受ける権利、並びに尊厳が守られる権利を尊重いたします。
  3. 相互理解と信頼関係の中での医療を行います。
    病状や見通し、これから行われる医療行為の内容などについて、患者さんが理解できるようなわかりやすい説明に努めます。正直かつ誠実な態度をもって患者さんをはじめとする病院利用者の方々と接することに努め、適切な信頼関係の中で、単に病気の治癒だけではなく、病める人々の安心や満足感にも十分配慮した医療を目指します。
  4. 公正な医療の提供に努めます。
    医療サービスを必要とする皆様に対して、医学的な緊急度も勘案した上で、差別なく公平に医療サービスを行うことに努めます。さらに、当院のみで医療を考えるのではなく、地域全体の医療資源として当院を位置づけ、適切な地域連携、施設連携を推進することで、公共性の高い医療サービスの実現に努めます。
  5. 良質な医療サービスのための努力を続けます。
    常に患者さんにとって良質な医療を提供し続けることが出来るよう、自らの職域における知識や技術の研さんを怠らず、他者からの評価を積極的に受け入れます。他職種を含む同僚との互恵・協調を重視して、チームとしての医療を行います。さらには、良い医療人の育成のため、後進の教育に努めます。また、より良い医療技術の開発や新しい知識を求めて、それを広めるための研究活動に寄与します。
  6. 職員として心身の健康管理に留意するとともに、働きやすい職場環境の醸成に努めます。
    自分自身の着衣を清潔にすることをはじめ、健康に被害をおよぼすとされる嗜好を慎み、心身に関する健康管理につとめ、患者さんに対して優しさと誠意をもった態度を維持できるよう努め、心の通う働きやすい職場づくりを目指します。

 

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