院長挨拶

 

 

ご挨拶

 

 

 

病院長  大島 久二    

 

 2017年(平成29年)4月より、国立病院機構東京医療センターの院長を拝命いたしました。東京医療センターは、国立病院機構の中で最も多くの病床(780床)を有する地域の中核病院です。その病院の運営を任される責任の重大さをしっかりと受け止め、職務を果たしてまいります。

 東京医療センターは地域の高度急性期病院として、救命救急センター、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、東京都災害医療拠点病院などの指定を受け、地域医療に貢献してまいりました。国の施策である地域医療構想においても、高度急性期病院として、救急医療並びに高度医療を担うのみならず、地域の急性期、回復期、かかりつけ医、介護施設などとの連携と支援を深め、都会型の地域医療連携の発展に寄与していきます。

 高度急性期医療としては、救命救急センターのみならず、泌尿器科や消化器外科などでのダビンチによるロボット支援手術を導入して来ました。また、PET-CT検査によるがんの早期全身検索に加え、内視鏡を用いた『消化管低侵襲治療』により、早期の食道、胃、大腸がんへの、最先端の内視鏡治療の実績を積んでまいりました。さらに、『心血管・不整脈センター』を開設し、心血管の包括的な診断とアブレーションによる低侵襲の不整脈根治治療も多く行って来ました。このように、近年の医療の流れである早期社会復帰に向けた高度医療の基盤を築いて来ました。

 一方、『臨床遺伝センター』を開設し、難聴、乳腺・卵巣腫瘍などの遺伝子診断と遺伝子カウンセリングも本格的に開始し、高度医療にも貢献してまいりました。さらに、地域がん診療連携拠点病院として、血液疾患をはじめとするほぼ全ての領域のがん診療を行うとともに、強度変調放射線治療や『緩和ケアセンター』の設置など、包括的ながん患者さんの治療とケアにもあたっております。

 また、災害拠点病院として、地域の人々とともに災害訓練を通して、災害時の医療提供について準備して来ています。今後も、地域の医療機関などと共に、より精緻な災害対策を図ってまいります。

 東京医療センターの理念である『患者の皆様とともに健康を考える医療の実践』を実践するため、患者・家族の皆さんが何を必要としておられるかを考え、全職員が一丸となって医療の質を向上させるよう尽力したいと思います。

2017年 4月

 

基本理念

運営方針

患者の皆様の権利

病院からのお願い

東京医療センター職員のための倫理綱領

 

 

基本理念

東京医療センターは患者の皆様とともに健康を考える医療を実践します。

 

 

運営方針

  1. 良質で専門性の高い安全な医療を提供します。
  2. 十分な説明と同意のもとで、安心の医療を提供します。
  3. 教育、研修、研究を推進し、良き医療人の育成に努めます。
  4. 健全な経営に努め、地域に信頼される医療を推進します。

 

 

患者の皆様の権利

  • 安全で良質な医療を平等に受けることができます。
  • 自分の病気について知る権利を持ち、理解し納得するための質問をする権利があります。また病名や予後について知りたくない場合は、そのお気持ちを尊重します。
  • 説明を受けたうえで、自分が受ける医療を自分で決定することができ、またそれの変更を申し出る事ができます。
  • セカンドオピニオン(主治医以外の医師の意見を聞くこと)を求めたり、転院したりするための紹介状を請求することができます。
  • プライバシー(個人情報を他人に知られない権利)は厳重に保護されます。
  • 診療録の開示を求める権利があります。

 

 

病院からのお願い

  • 安全で良質な医療を実現するために、ご自分の健康に関する情報を正確に医療従事者に伝えるとともに、検査や治療を受けている途中に異常を感じた場合は、すぐにお知らせ下さい。
  • 緊急の場合などには、医療従事者の判断を優先して診療を行わざるを得ない事がありますので、ご理解をお願いいたします。
  • すべての人が適切な医療を受けられるために、病院内の規則をお守り下さい。
  • 当院は教育・研究機関でもあり、医師、看護師、助産師をはじめとする医療従事者の研修および臨床研究にご理解とご協力をお願い致します。
  • 当院の運営は皆様の診療費によって行われておりますので、お早めにお支払いをお願い致します。

 

 

東京医療センター職員のための倫理綱領

当院職員は、「東京医療センターは患者の皆様と共に健康を考える医療を実践します」という基本理念の下、以下の倫理規範に基づいて医療サービスにあたります。

  1. 患者さんの健康利益を優先した医療を行います。
    医療サービスの主たる目的は、患者さんへの健康利益を高めることであるということを常に忘れずに職務に当たります。同時に、多くの医療行為は結果として患者さんに不利益を与えることがあり得る、という医療の持つ性質を理解した上に、常に患者さんの安全に配慮した医療を行うための体制の整備に努めます。
  2. 患者さんの持つ権利に十分配慮した医療を行います。
    「患者の皆様の権利」に定めたように、患者の皆様一人ひとりの「基本的人権」を尊重し、ともに真の健康とは何かを考えながら、皆様が納得できる医療を受ける権利、並びに尊厳が守られる権利を尊重いたします。
  3. 相互理解と信頼関係の中での医療を行います。
    病状や見通し、これから行われる医療行為の内容などについて、患者さんが理解できるようなわかりやすい説明に努めます。正直かつ誠実な態度をもって患者さんをはじめとする病院利用者の方々と接することに努め、適切な信頼関係の中で、単に病気の治癒だけではなく、病める人々の安心や満足感にも十分配慮した医療を目指します。
  4. 公正な医療の提供に努めます。
    医療サービスを必要とする皆様に対して、医学的な緊急度も勘案した上で、差別なく公平に医療サービスを行うことに努めます。さらに、当院のみで医療を考えるのではなく、地域全体の医療資源として当院を位置づけ、適切な地域連携、施設連携を推進することで、公共性の高い医療サービスの実現に努めます。
  5. 良質な医療サービスのための努力を続けます。
    常に患者さんにとって良質な医療を提供し続けることが出来るよう、自らの職域における知識や技術の研さんを怠らず、他者からの評価を積極的に受け入れます。他職種を含む同僚との互恵・協調を重視して、チームとしての医療を行います。さらには、良い医療人の育成のため、後進の教育に努めます。また、より良い医療技術の開発や新しい知識を求めて、それを広めるための研究活動に寄与します。
  6. 職員として心身の健康管理に留意するとともに、働きやすい職場環境の醸成に努めます。
    自分自身の着衣を清潔にすることをはじめ、健康に被害をおよぼすとされる嗜好を慎み、心身に関する健康管理につとめ、患者さんに対して優しさと誠意をもった態度を維持できるよう努め、心の通う働きやすい職場づくりを目指します。

 

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